20090214
01マリンネット北海道
Last Update Feb 13,2009
2/13
北海道立水産孵化場庁舎管理業務ほか5件の入札告示をアップしました。
01北海道水産振興課
★入札情報について★ NEW
日本海ニシン産卵床マップについて
01北海道立水産孵化場
最終更新日:2009/02/13
09/02/13
北海道立水産孵化場庁舎管理業務他5件の入札告示をアップしました。
02水産総合研究センター増養殖研究所
02青森県水産総合研究センター 新着情報
●2009/02/13 平成19年度の
「青森県水産総合研究センター事業概要年報」
を掲載しました。NEW
04宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験場
平成21年2月13日 更新
2月13日
05美の国あきたネット [水産振興センター]
漁海況情報 [2009年2月13日登録]
きょうの海水温 [2009年2月13日登録]
07福島県水産試験場
2月13日
9.2℃
7.6℃
16日
17日
18日
19日
20日
08茨城県沿岸資源部
平成21年 2月10日操業速報第1726号
平成21年 2月12日操業速報第1727号
08茨城県水産試験場漁業無線局
08茨城県浅海増殖部
2009/ 2/13 3月22日開催の水産海洋地域研究集会
「魚と食を考える -生産から消費まで-」
浅海増殖研究会からのお知らせ
08茨城県内水面水産試験場
2009年2月13日(金) 9:00 の霞ヶ浦の水温と溶存酸素量
水温: 7.0℃, DO: 10.8mg/l
12千葉県水産総合研究センター
(最終更新 平成21年2月13日)
「東京湾海況情報」に東京湾水質調査結果(平成21年2月分)を追加しました。(2009年2月13日)
「沿岸定線観測速報ちば」平成21年2月を追加しました。(2009年2月13日)
13東京都中央卸売市場
15新潟県:農林水産業
(2009年02月13日) 農地情報(第90号)
(2009年02月13日) 道をつくる
(2009年02月13日) 農地・水・環境保全向上対策研修会を開催しました。
(2009年02月12日) 農林漁業に関する「就農・就業緊急相談窓口」を開設しています
(2009年02月12日) 【新津】「農林漁業担い手確保緊急雇用相談窓口」を開設しました。
(2009年02月12日) トキに関するイベントや催しの開催情報
16富山県農林水産総合技術センター
>> 2009年2月10日
平成20年度 農林水産総合技術センター食品研究所 成果発表会並びに
食品加工技術講演会、企業支援事業説明会を開催します。 (開催日平成21年2月17日)
18福井県海浜自然センター
最終更新日:2009年2月13日
2009年2月13日の朝9時の水温 9.7℃
18福井県水産試験場
最終更新日:2009/2/13
2009/ 2/13 水温情報を更新しました
19山梨県花き農水産課
知事政策局
知事政策局
花き農水産課(平成21年2月13日)
花き農水産課(平成21年2月13日)
更新履歴(平成21年2月13日)
19山梨県水産技術センター
知事政策局
知事政策局
水産技術センター(平成21年2月13日)
水産技術センター(平成21年2月13日)
更新履歴(平成21年2月13日)
19山梨県内水面漁場管理委員会
知事政策局
知事政策局
内水面漁場管理委員会(平成21年2月13日)
内水面漁場管理委員会(平成21年2月13日)
更新履歴(平成21年2月13日)
20長野県水産試験場
最終情報更新日:2009年2月13日
09. 2.13
信州サーモンを取り扱っているお店を更新しました
23愛知県水産試験場
最終更新 平成21年2月13日
のり養殖情報を更新しました。(2月13日)
水試ニュース(391号)を更新しました(2月13日)
イカナゴ情報を更新しました(2月12日)
海況速報(黒潮流路と水温分布)を更新しました。(2月12日)
海況速報(黒潮流路と水温分布)を更新しました。(2月6日)
第391号(2月)
高水温下でのノリの育苗技術について−ノリ温暖化対策技術実証試験の結果から−
Where ayu going?(アユはどこへ?)−矢作川でのアユの調査−
研究発表会にご参加ください
(トピック)シラス・カタクチイワシが豊漁でした
(379〜390号もPDFで提供しています)
24みえのうみ
みえ環境活動賞の授賞式が行われました
02/13
今日の市場 三重県産トコブシ(中央卸売市場)
02/13
河川改修工事における川の生き物調査&救出作戦がおこなわれました(前編)
(02/14)「みえのこだわり食品マッチング交流会2009」を開催します
02/17
みえのうみ
24一日一魚
平成21年2月13日
タカアシガニ
朝から少し曇っている。寒くはない。漁はどうしたんだろう、どん底といった感じだ。マアジ、マサバ、ゴマサバ、アカカマス、ケンサキイカ、スルメイカ、アワビ、トコブシ、サザエ、マガキ、クボガイ、ナマコなど。活けは・・・(つづきを読む)
27大阪府水産技術センター
2009年2月13日
・「平成20年12月の漁況」
2009年2月13日
・「大阪湾貝毒原因プランクトン情報第09-4号(2009年2月9日調査)」
・「大阪湾有害プランクトン情報(2009年2月9日調査)」
・「大阪湾赤潮速報(2009年2月9日調査)」
2009年2月9日
・「平成21年・イカナゴしんこ漁況予報」
28兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター
H21.2.13:珪藻赤潮予報8号
H21.2.13:イカナゴ漁況予報
H21.2.13:珪藻赤潮情報(播磨灘)12号
31栽培漁業センターとりネット鳥取県公式サイト
平成19年度 鳥取県栽培漁業センター年報を掲載しました。
栽培漁業センター図鑑を更新しました(カライワシ)
32島根県 水産課
宍道湖・神西湖・神戸川のしじみ密漁防止を目的とした、しじみ漁業の許可制が平成21年3月5日から開始されます(H21.2.13)
島根県内水面漁業調整規則(内水面)
38愛媛県農林水産研究所水産研究センター
2/12
◎第23号漁海況速報を掲載しました
漁海況速報2/12更新
40福岡県水産海洋技術センター
2月13日
41佐賀県:ノリ養殖情報
2009年2月13日
ノリ養殖情報第27号(61KB)
ノリ養殖情報第26号(60KB)
ノリ養殖情報第25号(50KB)
ノリ養殖情報第24号(48KB)
ノリ養殖情報第23号(56KB)
44大分県農林水産研究センター水産試験場
独立行政法人 水産総合研究センター
独立行政法人 水産総合研究センター 栽培漁業センター
2月5〜6日
■ 2009/02/13 トピックスに藻場干潟(里海)の維持・保全と栽培漁業 〜宮古湾での取り組み〜を掲載しました。New!
最新トピックス
2009/2/13
トピックスNo.142
独立行政法人 水産総合研究センター 中央水産研究所
■中華人民共和国李漁業局長一行、当所視察の様子を掲載しました 2009.2.13掲載
■契約補助職員(4名,3/9-17,蒼鷹丸乗船)の募集を掲載しました 2009.2.13掲載
独立行政法人 水産総合研究センター 日本海区水産研究所
■2008.07.04 研究情報に平成20年度第2回日本海海況予報(PDF)を掲載
このホームページの記載内容についてのお問い合わせはwww-jsnf@fra.affrc.go.jpへご連絡ください。
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水産庁ホーム
社会資本整備重点計画の素案に対する意見の募集の開始について(平成21年2月13日)
日中水産当局間ハイレベル協議の結果について(平成21年2月13日)
北太平洋海域における公海漁業管理に関する第6回政府間協議の開催について(平成21年2月13日)
独立行政法人 水産大学校トップページ
オープンラボ「バフンウニの発生実験」開催(2009/02/13 17:31)
農林水産省大臣等記者会見
平成21年2月13日(金曜日)[文字]
RealPlayer[外部リンク]
WindowsMediaPlayer[外部リンク]
平成21年2月12日(木曜日)[文字]
全日本海員組合
◆2009.2.13
漁業の将来を真剣に見据えた施策を
◆2009.2.13
日本政策金融公庫 農林水産事業
2009/02/13
消費者の「食の志向」、「国産食品と輸入食品の購入に関する意識と実態」、「米の消費」についてプレスリリースしました(495KB)
FIS-net 日本のホットニュース
「全国地産地消推進フォーラム2009」及び「平成20年度第3回地産地消活動勉強会」が3月2日と3日、農林水産省で開催され..... 全文はここ
海面漁業、ハタハタ漁獲量が大幅増
農林水産省が「平成20年海面漁業生産統計調査 資源回復計画対象魚種の漁獲動向(下半期)」を発表し、太平洋・日本海の計画対..... 全文はここ
健康食品市場、規模縮小もコラーゲンなど根強い人気
矢野経済研究所は、健康食品メーカーを中心とした一般食品メーカー・製薬メーカーを対象に健康食品市場に関する調査を行い、その..... 全文はここ
なとり、売上回復も営業利益は約50%減
ニッスイ、食品事業中心に厳しい状況続く
中央魚類、品質管理委員を社内に設置
食品業界向けシステム企業2社が業務連携
ニッスイ、大水経営再建を支援
韓国の優良食品企業などの商談会開催
ハウス食品、エビ・カニなどのアレルギー検査法開発
宇和海を活かす水産加工セミナー開催
水産利用懇話会 第2回講演会開催
ニチレイ、第3四半期水産事業は増収
みなと新聞/今日のニュース
2009年2月13日(金)
東京であった第10回日中漁業共同委員会で12日、日中双方は2009年漁期の相手国水域での操業条件などについて、次の内容で合意した。日本の排他的経済水域(EEZ)での中国漁船の操業条件は、底引網が392隻(前年比58隻減)、漁獲割当量7600トン(同400トン減)。イカ釣は漁労船55隻(前年同)、運搬船3隻(同)、割当量4141トン(同)。
◆日中漁業協議 日本EEZ内中国底引船392隻
韓国・ソウル唯一の水産食品展「2009年ソウル国際水産食品展示会」(ビーテゥエキスポ㈱主催、韓国農林水産食品部後援)が4月2-4日の3日間、ソウル市コエックスインド洋ホールである。今年で5回目。回を重ねるごとに規模を拡大。前回は174企業(前々回138企業)が300ブース(同280ブース)の規模で出展し、2400人のバイヤーが参加(同2350人)したが、今回はこの規模を上回り過去最大となる予定。
◆09年ソウル国際水産食品展示会 過去最大規模で開催へ
2008年度鹿児島県魚類養殖協議会が10日、鹿児島市の県水産会館であり、09年度のブリ種苗放養割当尾数を前年並みの420万尾以内、モジャコ採捕割当尾数を462万尾以内とすることを決めた。漁場環境調査と漁場実態調査、赤潮発生、魚類防疫体制などが報告された。
◆09年度ブリ種苗放養割当 前年並みの420万尾以内に
「何度やっても平行線」。東京魚市場卸協同組合(東卸)の理事長選挙で、5日に続き9日も伊藤宏之氏(美濃桂商店社長)と山粼治雄氏(山治社長)の得票が同数。決着は17日の臨時理事会に持ち越された。決着がつかない主因は、東卸の財務立て直しを唱える伊藤氏と築地市場の移転反対を強硬に訴える山粼氏で、理事30人の意見が対立していること。両氏は、17日までにもう一度主張を文書にして理事に提示。理事の間では、「移転の是非をめぐって意見が真っ二つに分かれており、決着はつきそうにない」とささやかれる。
◆混迷する東卸理事長選 -移転問題が最大の争点
長崎県は12日、"食べてみんね!長崎"をキャッチフレーズに「長崎・食の商談会2009」を首都圏の百貨店やレストラン、ホテルなどの購買担当者ら対象に東京都内のホテルで開いた。この商談会は2003年から毎年開く恒例行事。今回は県と県内生産・流通業者が共同展開する「ブランドながさき総合プロデュース事業」で選定された10品目の戦略商品の紹介をはじめ、約60団体が出展、それぞれ長崎ならではの特徴ある商品をPRした。
◆〝食べてみんね!長崎〟-東京で「長崎・食の商談会」
▼塩釜、石巻でフード見本市=知れば知るほど美味しおがま。「食彩感動いしのまき」全国発信
(2-6面)
▼東京で「長崎・食の商談会」
◆加BC州最高裁 養殖業は連邦管轄事項 -州政府は控訴検討へ
◆Mioクラブ会員が全海水シンポ参加を前に大分県佐伯市で現地研修
◆「駿河湾深層水商品フェア」 -18日、ツインメッセ静岡で
週刊水産新聞
東西で明暗を分けたスルメイカ
渡島管内の津軽海峡スルメイカの水揚げは昨年、西部日本海寄りと東部で、くっきり明暗を分けた。函館市漁協から東部海域が好漁だったのに対し、西部海域では、松前さくら漁協が、前年比で半減以下に落ち込むなど極端な不振に見舞われた。
[記事の続きを読む] (02月16日付)
スルメイカ明暗 (02月16日付)
重茂のアワビ、第三種区画で効率生産 (02月16日付)
ホタテオーナー制度 落部漁協 (02月16日付)
コンブ「仮根」で健康食品 (02月16日付)
函館・古清商店、延縄マダラ、甘塩フィレーで消流拡大 (02月16日付)
マリンウエア売れ筋2点 (02月16日付)
水産タイムス 冷食タイムス
(週刊冷食タイムス:09/02/10号より)去石誠一
冷食協
消費者団体に情報発信
日本冷凍食品協会は「消費者団体との意見交換会」を5日、都内の会議室で行なった。冷凍食品の信頼を取り戻すためには、消費者への情報発信が不可欠と捉え、初めて企画した。...
(週刊水産タイムス:09/02/09号より)
中央魚類社長 伊藤裕康氏
築地トップインタビュー
今期の第3コーナーも過ぎ、大勢がほぼ見えてきた。前半戦は「買い負け」、後半は「買い勝ち」と、めまぐるしい1年となったが、こうした中で築地の荷受各社は...
水産タイムス 冷食タイムス ヘッドライン
第10567号 2009年2月16日発行
長崎県、オンリーワンの加工品をPR
横浜魚類第3四半期、増収減益に
シリーズ「頑張れ養殖漁業(1)」
紀文食品、春おでんを限定販売
丸大が塩分30%カット魚肉ソーセージ
サークルKS、規格外のサンマを活用
下関唐戸仲卸組合、シンボルマーク決まる
シジミエキス入り「味噌汁」発売
日中ハイレベル協議、率直に意見交換
3月のうおいち、中国産新物ウナギ低調
業界人物スポット ニチモウ(株) 札幌支店長 吉田 俊穗(よしだ・としほ) 氏
第5611号 2009年2月16日発行
シマダヤ、市販用に冷凍「富士宮やきそば」
キユーピー西尾本部長「商品で顧客を支援」
名給東京SP会、今期目標63億円
業務用卸3団体、社員研修会を東京で開催
宇留野弘義氏「お別れの会」3月4日
加藤産業第1期、大幅増益、冷食1%減
伊藤忠食品第1期、全社増収、冷食減収
ケンコー第3期、原料高騰等で利益減
ニチレイ、水産は黒字維持、通期で下方修正
ヤオコー第3四半期、二ケタ増益
いなげや第3四半期、増収減益に
イオン、最も持続可能な100社に
長崎の食品展、焼魚など東京で提案
ヨコミゾ、包あん機使った新製品提案
全国パン粉工業協組、JAS化祝賀会
ユアサF展示会、18〜19日千葉市美浜区
ピザ協議会総会、2月19日高輪で
日本水産、業務用部を調理品と農・鶏に再編
あしからず 「わたしのところにも自治体から陳情に」
メトロC&C、千葉と横浜に出店
セブン-イレブン、福井・富山に初出店
いなげや、冷食と惣菜は「デイリー食品部」に
アヲハタ、野澤本部長が常務に
東酵商貿の総経理にG本社の西山氏
業界人脈 (株)南給(鹿児島市) 代表取締役社長 知識 公洋(ちしき・こうよう) 氏
キユーピー、レンジでふんわり卵ベース
マルハニチロ 第3期の食品利益76億円に
業界人脈 日本イタリア料理界の草分け 片岡護(かたおか・まもる)氏
南給、盛大に40周年祝う 知識名誉会長も出席
「和」を訴求、スーパーマーケットトレードショー
水産北海道 ヘッドライン(月刊「水産北海道」)
今月のフォーカス
記録的な好漁・ニシンと本当に「低位」にある?スケソウ
その資源動向を考える
1月中旬からスタートした日本海のニシン漁が記録的な好漁となっている。1月末の漁獲速報(道水産林務部水産振興課)では500トンを突破し514トン。後志支庁の小樽市漁協と石狩支庁の石狩湾漁協厚田支所がそれぞれ152トン、136トンを漁獲し、水揚げが集中している。
道が速報値としてまとめているのは、稚内市から積丹町までの日本海沿岸で、固定式刺網と定置網漁業で漁獲された石狩湾系と推定されるニシンの漁獲数量。各地区水産技術普及指導所が漁協から聞取りした情報を基にしているという。すでに2月上旬の未確認情報では、800トンに達している模様だ。
過去10年間の1月〜5月末までの累計漁獲量をみると、最高は2004年の1,255トン。ニシンの人工種苗生産と中間育成、稚魚放流による資源増大対策の成果として大きな注目をあびた。その後、2005年、2006年は300トン台の水準にとどまったものの、2007年からは再び1,000トン規模の水揚げに上昇している。
道立中央水試によると、1月末の500トンという数字は、2004年の171トンを大きく上回っている。今シーズンのニシンは、1月までの漁獲調査では、当初は4年魚(2005年生まれ)、5年魚(2004年生まれ)主体だったが、徐々に5年魚の比率が減少し、3年魚(2006年生まれ)の比率が高まっているという。中心の4年魚が3分の2を占め、尾叉長のモードは29センチと特大のニシンが多く、メスの完熟率は全体で96%という。
数量が多い分、かつてのキロ1000円以上といった価格帯に比べると、かなり安めとはいえ、オスが300円前後、メスが600円前後とこの時期の鮮魚としてはまずますの水準であり、春を告げる旬の魚であるニシンを好む消費者の値ごろ感とぴったりあっている。今後は、どこまで漁獲が伸びるのか楽しみな春ニシンだが、分布の範囲も北は留萌、宗谷管内、南は積丹半島まで広がることも期待される。日本海の貴重な水産資源としてのニシンの位置づけは一層大きくなることが予想される。
一方、2月4日、札幌で開かれた水産庁によるスケソウTACの説明会では、北海道周辺海域の4系群(日本海北部、オホーツク海南部、根室海峡、太平洋)の資源状態について、総じて「資源水準は低位」にあるとしたが、資源動向はオホーツク海南部が増加、あとの資源も日本海北部を除き、それほどひどい状態でないことが明らかにされた。確かに、日本海北部は、かつての10分の1程度に漁獲が減少し、資源回復計画(努力量削減、小型魚保護など)と組み合わせた資源管理を実施しているが、親魚量が減少し、資源全体の落ち込みに歯止めがかかっていない。スケソウに大きく依存するひやま漁協の延縄漁業は3,000トン台という記録的な不漁に見舞われ、新たな休漁措置の検討に入っている。
しかし、オホーツク海南部、根室海峡というロシア水域との「またがり資源」があるスケソウは、ロシア産2005年級群がかなり豊度の高い資源とみられ、その生き残りに期待がかかる。現に、オホーツク海南部の2008年漁期の漁獲(沖底)は26,000トンと近年では最高の漁獲水準となるなど、資源動向は「増加」と評価された。TACも当然上方修正されるところだが、ロシア水域の資源を正確に調査し、予測することは困難であることから、便宜的に過去7年間の最高漁獲である2008年漁期をベースに27,000トンに設定している。
根室海峡も同様に2008年漁期の漁獲が1月末で1万トンのTAC枠を超えそうにったため、急きょ水産庁に増枠を申し入れており、2月27日の水政審資源管理部会で2.000トン程度の追加を認める方向にある。漁獲増加の背景には、ロシアにおける2005年級群の増加がある。2009年漁期のTACには反映されていないが、根室海峡の資源は上向く可能性がある。同時に、太平洋(道東、道南)もロシア水域から資源が来遊している可能性があり、その分資源が底上げされる期待も出ている。
ニシン、スケソウのほか、ホッケも資源状態は悪くないとの話を聞く。多獲性魚の資源が良い方に向っているのは喜ばしいが、果たしてこれをどう持続的に利用し、有効活用していくのか。
日本海北部スケソウの資源回復を話し合う沿岸、沖合漁業者に道、水産庁を入れた、いわゆる四者会議では、資源状態を左右するのは、人為的な要因より産卵時期の水温や海況など環境要因の影響が大きいとの意見が大勢を占めたという。地球規模の環境変化、温暖化、水温の上昇などの環境要因、あるいはレジーム・シフトの視点が受入れられやすい状況が生じていることは間違いない。その上で、比較的良好とされる「2006年級群」を守る努力を効率的に行うことが求められている。(う)
月刊『水産北海道』2009年バックナンバー
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