20081121
01マリンネット北海道
Last Update Nov 19,2008
11/19
試験研究は今№627をアップしました。
01水産林務部総務課
H20.11.20
平成21・22年度の北海道建設工事等競争入札参加資格審査申請(定期申請)の概要について
H20.11.20
地域建設業経営強化融資制度を活用した道発注工事の請負代金の債権譲渡について
02水産総合研究センター増養殖研究所
陸奥湾海況情報 No.705(2008/11/19)[HTML版] [PDF版:155kb]
03岩手県 - お知らせ 水産振興課
携帯電話で見よう!いわて浜料理レシピ(魚メシ)、お魚カレンダー(魚カレモバイル) (2008年11月20日)
04宮城県水産技術総合センター
ムラサキイガイ貝毒検査結果を追加しました(11月20日)
ノリ養殖通報(第14報)を追加しました(11月19日)
04宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験場
05美の国あきたネット [水産振興センター]
平成20年度 第2回 ハタハタ資源対策協議会資料
海洋観測結果(11月)
秋田県におけるハタハタ漁獲量の推移
平成20年度 ハタハタ資源対策協議会資料 [2008年11月20日登録]
秋田県におけるハタハタ漁獲量の推移 [2008年11月20日登録]
きょうの海水温 [2008年11月20日登録]
07福島県水産試験場
16.7℃
13.9℃
08茨城県沿岸資源部
平成20年11月18日操業速報第1693号
平成20年11月19日操業速報第1694号
平成20年11月20日操業速報第1695号
08茨城県水産試験場漁業無線局
08茨城県内水面水産試験場
2008年11月20日(木) 9:00 の霞ヶ浦の水温と溶存酸素量
水温: 12.7℃, DO: 9.5mg/l
13東京都産業労働局農林水産部
2008/11/20
「平成20年度 農産物安全確保調査分析事業の検査結果」についてお知らせします。(11月20日)
14神奈川県水産課
更新年月日・2008年11月20日
平成20年度第1回神奈川県水産審議会の審議速報について
15新潟県庁:新潟県水産海洋研究所
最終更新日:2008年11月20日
ブリ情報(10月水揚げ)を追加しました(11月20日)
16富山県農林水産部 農林水産企画課
平成19年度 農林水産関係公共事業等箇所付け(ゼロ国債)の発表(2008/2/14)
17石川県水産総合センター
更新日 2008.11.20
○第14回石川県青年・女性漁業者交流大会開催のお知らせ(11/20)
18福井県海浜自然センター
最終更新日:2008年11月20日
2008年11月20日の朝9時の水温 17.9℃
22静岡県漁業高等学園
22静岡県水産流通室
平成20年11月20日 更新
23愛知県水産試験場
赤潮情報・予報 赤潮予報H20-4号を掲載しました。(11月19日)
24みえのうみ
11/20
津・久居
白塚海岸にて外来植物の駆除がおこなわれます(白塚の浜を愛する会)
津・久居
白塚海岸にて外来植物の駆除がおこなわれます(白塚の浜を愛する会)
24一日一魚
平成20年11月20日
センジュエビ
今朝も寒い。各地で雪の情報が始まった。風が吹いて冷たい。漁は少ない。マアジ、マルアジ、タチウオ、カワハギ、サバフグ、アカカマス、ヤマトカマス、ヒラソウダ、ブダイ、アオリイカ、ケンサキイカ、イセエビ、サザエ、クボガイ、トコブシなど。活けは・・・(つづきを読む)
24三重県水産研究所
バナー広告について
ノリ漁場栄養塩・プランクトン情報 (最新:11/19)
24養殖情報ネットワーク みえ
三重県ノリ情報第7報(11/20)UPしました!
[2008.11.20]
「料理大百科」更新しました!
[2008.11.20]
26京都府立海洋センター
新着情報(11月19日更新)
水温情報(11月18日の海洋センター取水海水温度、舞鶴市成生地先海水水温、阿蘇海の海水水温)を更新しました
京都府沖合水温(2008年11月まで)を更新しました
気象衛星ノアによる海表面水温の分布図(平成20年10月)を更新しました
最近の更新(11月12、5日、10月29、22日)
水温情報(11月11、4日、10月28、21日の海洋センター取水海水温度、舞鶴市成生地先の海水水温、阿蘇海の海水水温)を更新しました (最新の情報は「新着情報」をご覧ください)
30和歌山県:農林水産総務課
ホーム > 組織から探す > 農林水産総務課トップページ(わかやまの農林水産業)
「和歌山県の食育」に食育推進計画のダイジェスト版を追加しました(5月13日)
「和歌山県農業振興地域整備基本方針」を追加しました(4月22日)
「和歌山県の食育」に県産果汁等消費拡大の取組を追加しました(3月31日)
「食の安全・安心確保交付金事後評価」を平成18年度の結果に変更jしました(12月27日)
○和歌山県農業振興地域整備基本方針
○和歌山県農業振興指針
○食の安全・安心確保交付金事後評価
○和歌山の農林水産業のすがた
○和歌山県の農林水産業
31栽培漁業センターとりネット鳥取県公式サイト
31水産試験場とりネット鳥取県公式サイト
2008年11月20日
境港の旬別水揚量を更新しました。
2008年11月20日
湯梨浜町沿岸水温を更新しました。
2008年11月20日
秋イカ漁場緊急探索調査を掲載しました。
32島根県 松江水産事務所
美保関産活〆さわらの市場調査を行ないました(11月20日)
○美保関産活〆さわらの市場調査を行ないました
32島根県 浜田水産事務所トップページ
【浜田水産】入札中止公告 平成20年度 仁万漁港広域漁港整備第2期工事(11月20日)
33岡山県水産課
「道の駅」黒井山グリーンパークで“牡蠣まつり”が開催されます(2008.11.20)
35山口県水産振興課海鳴りネットワーク
平成20年 (2008年) 11月 20日
○11/20 「防府水産事務所からのお知らせ」を更新
○11/20 瀬戸内海側の水温・塩分(山口漁港定置観測)
○11/20 人工衛星(Terra・Aqua)による海面水温画像(山口県周辺海域)
○11/20 日本海側の水分・塩分(「おにようず」による表面水温観測)
38愛媛県魚病指導センター
最終更新日 08年11月20日
11月20日
19.5
38愛媛県農林水産研究所水産研究センター
11/19
◎第17号漁海況速報を掲載しました
漁海況速報11/19更新
40福岡県水産海洋技術センター
11月20日
41佐賀県:真珠養殖情報(玄海水産振興センター)
2008年11月20日
平成20年度真珠養殖情報第8報(11月19日) (PDFファイル 16kbyte)
平成20年度真珠養殖情報第7報(10月22日) (PDFファイル 19kbyte)
平成20年度真珠養殖情報第6報(9月19日) (PDFファイル 18kbyte)
平成20年度真珠養殖情報第5報(8月20日) (PDFファイル 20kbyte)
平成20年度真珠養殖情報第4報(7月18日) (PDFファイル 20kbyte)
平成20年度真珠養殖情報第3報(6月19日) (PDFファイル 20kbyte)
41佐賀県:水産業
2008年11月20日
46鹿児島県 水産技術開発センター
2008/11/20
研究情報の研究の動きに「カンパチの里帰り」を掲載しました。
2008/11/20
漁海況情報の漁海況週報に第2281報を掲載しました。
47沖縄県水産海洋研究センター
2008年11月20日 平成19年度事業報告書の掲載
事業報告書 New!
独立行政法人 水産総合研究センター
■2008/11/19
プレスリリースに平成20年度日本海さば類・マアジ・マイワシ・ブリ長期漁況予報を掲載しましたNew
独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所
独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所
■2008.09.17 関連リンクに「銚子つりきんめ公式ホームページ」を追加
独立行政法人 水産総合研究センター 中央水産研究所
■水産加工品のいろいろに「しめさば」を掲載しました。 2008.11.12掲載
独立行政法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所
11/20(木)15:00現在
水温:11.3℃ 天気:曇り
気温:5.6℃ 過去データ
水産庁ホーム
第6回TAC制度等の検討に係る有識者懇談会の開催について(平成20年11月20日)
都市漁村交流ホームページ「漁村へGO!」 〜ブルー・ツーリズム情報〜
あなたは 169634 人目のお客様です
最終更新日 2008年11月20日
「平成20年度 都市漁村交流推進協議会 役員会、総会」を
開催しました。
オーライ!ニッポンにいがた大会が開催されました。
農林水産省大臣等記者会見
(社)海洋水産システム協会 新着
08/11/20
全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会
全日本海員組合
最終更新日:2008.11.20 あなたは人目のお客様です。
組合記者会見で中央執行委員会声明
◆08.11.20
FIS-net 日本のホットニュース
ブリの来遊量、2歳魚以上で前年を超える見込み
日本 - 11月21日 2008年
水産総合研究センター日本海区水産研究所は、今年11月から来年3月までの、日本海さば類・マアジ・マイワシ・ブリ長期漁況予報を発表した。
サバ類の来遊量は、日本海西部海域では前年並みであるが、中部以北の沿岸域では、前年を上..... 全文はここ
カラフトマス・秋サケともに来遊量は前年を下回る
11月21日
水産総合研究センターさけますセンターは、平成20年度サケマス来遊状況(10月31日現在)を発表した。
..... 全文はここ
養殖魚の生産情報公表JASマークについてセミナー開催
11月21日
農林水産省主催の「生産の方法に特色のあるJAS規格セミナー 〜生産情報公表 JAS(養殖魚)を中心に〜」が、全国3か所で..... 全文はここ
節約メニュー、第1位は鍋
ミツカングループ本社は、東京圏・大阪圏の主婦403人を対象に「家庭における鍋料理のトレンド調査」を行い、結果をまとめた。..... 全文はここ
2008年11月20日
地産地消メニューで21件が表彰
2008年11月19日
太平洋マサバ、資源回復計画で卓越年級群確認
2008年11月19日
ニッスイ、事業再生計画中の2社を連結対象会社化
サンマ漁、三陸では12月上旬に終漁の見込み
月刊『アクアネット』11月号 好評発売中!
ニチモウがヤマイチ水産を子会社化
個人経営の漁船漁業、漁労所得は294万円
なとり、第2四半期は営業利益が約50%減
ニッスイ第2四半期も厳しい状況続く
養殖魚の魚病についてのセミナー開催
みなと新聞/今日のニュース
2008年11月20日(木)
ウナギ養殖の(株)鹿児島鰻(斉藤和昭社長)に、三菱東京UFJ銀行などが出荷前の在池成鰻を担保に総額20億5000万円の協調融資枠を設定した。ウナギを担保にする融資枠設定は業界初とみられ、シラスウナギが高騰している養殖業者の資金調達に朗報となる。
◆ウナギ担保に20億円の融資枠
漁業協同組合JFしまね(岸宏会長)は17日、島根県内の鮮魚仲買人組織の島根県魚商人組合連合会と1.「安全、安心、新鮮な島根の魚」を消費者に安定供給するために連携する 2.「島根県魚食普及推進協議会(仮称)」を設立して魚食普及で協力し合う -などで合意した。
◆連携・協力で合意 -JFしまね・島根県魚商人組合連
大手カニ加工・卸販売のマル海光洋水産(北海道札幌市、小西英俊社長)は、外食事業に新規参入する。専門部署として外食事業部を今月立ち上げ、21日には札幌市内に回転寿司1号店をグランドオープン。同店だけで初年度3億円の年商を計画し、将来的には市内に3店舗の展開を目指す。
◆外食事業へ新規参入 -マル海光洋水産
2005年に農水省が定めた第8次中央卸売市場整備計画をきっかけとして、全国で中央卸売市場から地方卸売市場への転換が相次いでいる。本紙は転換を終えた川崎南部、三重、尼崎、呉、大分の5市場を取材したが、「中央」の看板を外したことによる悪影響を指摘する声は少なかった。
◆中央市場から「地方」への転換
米国家海洋大気庁(NOAA)の北東水域漁業科学センター(NEFSC)は先週、今夏実施した米北東水域のホタテ資源調査結果について、「大量のリクルート(資源参入群)、リクルート予備を発見した。ジョージスバンクでは2000年以来最大規模、ミドアトランティックバイト(湾曲した浅瀬)では1979年以来2番目の規模で、今後数年の操業を十分維持できる資源となろう」などと発表した。
◆米北東水域で大量のホタテ稚貝を発見
▼市場・物流=「地方」転換のメリット、デメリット。9月12都市受寄物庫腹
(2、3面)
▼JFしまね・島根県魚商人組合連=地場産魚供給で連携・協力
▼万星食品=八丈島は宝島。いかせる好素材がいっぱい
(8面)
◆ワシントン州ピュージェット・サウンド ベニ不漁で災害認定
◆築地市場生鮮ブリ 巻網好調で入荷2割増
◆沖縄県・知念漁協 39隻158人が海上抗議デモ
水産タイムス 冷食タイムス ヘッドライン
第10515号 2008年11月21日発行
島根県、カニの身入り測定技術を開発
ICFAでエコラベル、捕鯨問題を説明
千葉・和田浦でくじら講演会と試食会
Marine Harvest、スモークサーモン部門拡大
Clearwater社、損失8億円
一正蒲鉾、おせちなど新発売
海賊問題を考える国際シンポ12月1日
JF全漁連、「人と海との共生」でシンポ
11月23日は「牡蠣の日」、各地でイベント
東京海洋大、次期学長候補に松山優治氏
古舘一造氏(マルハ元代表専務)死去
業界人物スポット 東京農業大学 教授 小泉 武夫(こいずみ・たけお) 氏
第5580号 2008年11月21日発行
味の素冷食、事業強化で通期利益確保図る
市冷協、消費者招き冷食試食会を開催
外食協、『自主行動計画』で5つの原則
日本アクセス上期、増収二ケタ増益
サン・マーク、100億円に挑戦へ
あしからず 「日本は中国に“移民船”出すべきだ」
キンレイ、サンデー毎日コラボ第3弾
JF商談会、冷凍食品の提案も多数
コンビニ11月、既存店8.1%増
業界人脈 (株)九九プラス 代表取締役副社長になった 河原 成昭(かわはら・しげあき) 氏
サミット中間、冷食は5%減で推移
冷食協が「冷凍食品セミナー」12月3日
ウルノグループ、「KV会」12月5日
キユーピー、ベビー食で身長計贈呈
トーカン永津会長が代表権はずれる
九九プラス、代表取締役2名体制に
中島雄一氏お別れの会に多数が参列
古舘一造氏(マルハ元代表専務)死去
水産経済新聞 今日のニュース
【平成20年11月21日(金)】
◆ 沖縄小型マグロ船、“集魚灯操業”で好漁
沖縄県の10㌧未満の小型マグロ船が夜間、集魚灯を使った一本釣マグロ操業で好結果を挙げている。
一航海で20本も釣上げる船もあり、今期1000万円近く水揚げした船も。
中心となる久米島近海には本島基地船も集まり、ブームの兆しをみせている
● 「全国遠洋沖合いかつり漁業協会」発足
全国沖合いかつり漁業協会と全国大型いかつり漁業協会が統合し、10月31日、新団体「全国遠洋沖合いかつり漁業協会」が発足した。
新団体役員には両協会の顧問を勤めた川口恭一氏が会長、同じく石原英司氏が専務に選出され、水産業界にかつてない荒波が吹き荒れる中「遠沖いか」として新たに船出した
● ㈱ホクガンが本土初進出/「日光工場」が完成
沖縄を代表する水産加工・総合食品企業の「株ホクガン」が、栃木県日光市に22億円をかけて建設していた工場が完成、間もなく稼動開始の予定。
モズクや島豆腐、削り節などを生産する県外初の大型拠点工場に、業界の注目が集まっている
米国アラスカ漁業狩猟局は現地16日、09年ブリストル湾抱卵ニシン漁獲割当を前年より7.1%少ない2万1260㌧と発表、魚体サイズは小型化が懸念される
<インタビュー/佐藤一夫・日本水産物貿易協会会長に聞く>
円高は緩やかな変動が望ましい。年末商戦は盛り上がりに欠ける見通し
東京海洋大学次期学長候補として松山優治・前海洋科学部長/
19日の選考会議で、来年3月31日で任期満了となる高井現学長の後任として選考したもの
八戸船凍スルメイカ、大型サイズの市況低迷/
生鮮の定置網水揚げが影響しているもようだ。一方で中・小型サイズは強含んでいる
北海道卸売市場審議会は19日、「第8次北海道卸売市場整備計画」の変更について審議し承認した。
室蘭市場は21年度中に「地方」への転換を目指す
<流通トピックス[ホタテ]>
胆振側、走りの浜値が前年超え
鈴茂器工はこのほど、コンパクト化にこだわった「超小型シャリ玉ロボット」を発表。
SSN−Eシリーズの後継機としてフルモデルチェンジを行ったもので、すでに生産が間に合わないほどの売れ行きに、同社は輸出強化も視野に入れている
焼津信用金庫は信金中央金庫と共同で、焼津鰹節水産加工業の活性化コンサルティングを行うこととなり、18日、覚書締結の調印式を行った
水産北海道 ヘッドライン(月刊「水産北海道」)
今月のフォーカス
農林中金への「公的資金導入」騒ぎの波紋
〜金融機能強化法と系統金融の行方〜
水産業界紙誌というのは、年末にかけて浜を回るものである。ご他聞にもれず、今年は景気も悪いので早めに留萌から宗谷、北見、根室の各管内を回った(一部、小樽、釧路地区の組合にもお邪魔した)。漁協の組合長や専務参事に今年の事業概況をお伺いすると、大半が「良くない」と言うのかと思っていたが、そうでもなかった。もちろん「秋サケが獲れない」「ホタテが安い」。だから取扱高が大幅に減って収支にも影響するという漁協はあった。しかし、多くはなんとか事業計画はクリアできる、できなくても収支への打撃は少ないという感触を受けた。
いろいろな話をする中で、理事会で「農林中金は大丈夫か」という質問が出た組合があった。そこで、農林中金に関する昨今の情報を整理し、このたびの米国発金融危機の系統金融への影響、なかんずく漁協信用事業のことを考えてみたい。
最初に農林中金とは?から始める(名前は有名でもあまり知らなかったので、今回は良い勉強になった)。
農林中金のホームページによると、「大正12年に「産業組合中央金庫」として設立され、昭和18年に名称が現在の「農林中央金庫」に改められました。当金庫は、農林水産業の協同組合等を会員とする、協同組織の全国金融機関であると同時に、国内外で巨額の資金を運用する機関投資家でもあり、多彩な機能を発揮しています」とある。
近年では平成13年に根拠法が全面改定され、「協同組織の金融機関であることの明記」「経営管理委員会(経営)と金融専門家からなる理事会(実務)の設置」「業務範囲の拡大」が図られた。資本金2兆160億円で、総資産 61兆855億円(いずれも平成20年3月31日現在)で、報道によると市場運用資産45兆円というから本当に「巨額の資金を運用する機関投資家」である。
その農林中金の名前を新聞でよく見るようになったのは、政府が10月24日「金融機能強化法案」の国会提出を閣議決定し、地域の信金、信組など金融機関に公的資金の予防的な注入を可能にする法案の対象に、新東京銀行と農林中金を加えたことに対し、野党の民主党が反発したことによる。民主党は、農林中金が米国で破綻・統合された投資銀行(大手証券)と同様に投資で失敗して多額の損失を抱えているとし、「経営責任の明確化」「政治的な中立性」を求め紛糾している。
民主党の代表的な認識は、インターネットの東洋経済オンラインに掲載された藤末健三参議院議員の記事「金融機能強化法が復活、農水官僚が支配する農林中金の巨額損失救済の疑惑」10月24日、「金融機能強化法で改めて問う、農林中央金庫法の意義」(1)(2)10月28日、「疑惑!農林中央金庫の経営情報開示めぐる政府の姿勢」11月18日に代表されると思う(興味のある方は、検索して下さい)。
藤末議員の指摘する「農林中央金庫」の問題とは、「天下り=農林中央金庫のトップは歴代全て農水省の事務次官OB」「貸し出しが異常に少ない=61兆円の資産のうち貸し出しは9兆円(16%)しかなく、産業に役立っていない」「有価証券に投資し過ぎ=有価証券の運用が36兆円(59%)もある」に要約され、「投資の失敗を税金で支えることが本当に必要なのか?」と疑問を呈する。
一方、農林中金は、理事長が「公的資金投入の申請は想定していない」と強調し、傘下のJAグループから年内に3,000億円を調達して資本増強する方針とされる。
また、11月6日に2009年3月期の利益見込みを発表し、従来の3,500億円から約7割減の1,000億円に大幅減少の予想を示した。証券化商品、株式の大幅下落によるによる損失が約1,000億円発生するためで、9月末の証券化商品への投資は、6兆8,000億円にのぼるが、自己資本比率は10%台を維持している。
さて、金融機能強化法改正案は、11月6日衆院を通過し、7日から参院で民主党と自民党の修正論議が本格化している。麻生首相は、重要法案の通過(衆院での再可決)をめざし、11月末会期の国会を延長する意向にあるという。農林中金は、11月27日9月期の中間決算を正式発表する。
そうした状況の中で事実確認をしながら、冷静に判断することが大切だが、いくつかの点を最後に述べて置きたい。
JAはもちろん、JFを含め信用事業の破綻防止策、セーフィティネットの要は何と言っても農林中金である。膨大な貯金を有してしても資金運用やリスク選択能力に乏しい下部組織は、農林中金にお金を預け、運用してもらい、利益として還元してもらうしかない。いわゆる「再預け転貸」のシステムである。
現に、農林中金は農漁協から余裕金を集めて運用し、約3,000億円(2008年3月期)の利益を還元しているという。この収益がなくなれば、系統金融にとって大変な打撃である。この間、浜で聞いた漁協幹部の心配とは、「農林中金は大丈夫か=信用の事業量配当は確保できるのか」という思いに他ならない。なんとか金融危機の荒波から系統金融を守る防波堤として機能してもらいたいが、その支えが崩れるとしたら、漁協信用事業は新たな方向性(ビジネスモデル)の模索を迫られよう。(う)