20090820

01北海道水産振興課

                               最終更新日   2009年8月19日

  H21.8.19  漁業関係者の皆様へ! 処理委託ダイジョウブ? UP 

 H21.8.18  環境・生態系保全活動支援事業について UP 

○コイヘルペスウイルス病について



03岩手県水産技術センター

独立行政法人産業技術総合研究所 中小企業等製品性能評価事業 公募中です。



04宮城県産業経済部漁港漁場整備課

ページの先頭へジャンプここから本文です平成21年8月19日更新 / 水産業基盤整備課

  (2009年8月19日現在)



04宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験場

平成21年8月19日 更新

8月19日

21.8℃  



05美の国あきたネット [水産振興センター]

きょうの海水温   [2009年8月19日登録]



07福島県水産試験場

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 福島県水産試験場のホームページ

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23.0℃

25.4℃

・8月19日:ちょっとした話題を更新しました。

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07福島県水産事務所

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 水産事務所トップ

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最新情報 08月号   過去の情報は→こちら

浜の話題】「漁業者の活動や浜の歳時記」を更新いたしました。

最新情報 08月号   過去の情報は→こちら

業務のご案内

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08茨城県イワシサバ等情報 海洋漁業部

    水揚物の測定結果 '09.8.19 UP 



08茨城県水産試験場漁業無線局

08月19日















8月19日



88月19日



12千葉県水産振興公社

     (H21年8月18日更新)  



15新潟県:農林水産業

(2009年08月19日) 水津漁港に「高波災害復興の碑」建立 新着

(2009年08月19日) 【巻】西蒲農業のひとこまギャラリー 新着

(2009年08月19日) 【巻】8月27日 農産物直売所販売力強化研修会を開催します。 新着



24みえのうみ

写真

バリアフリー」な水辺を教えてください!(水産資源室)

        →詳細

08/15

「みえのうみ」マニュアルに「海の観察指導者講座」を追加しました



24三重県水産資源室

三重の漁業と遊漁のルール  

遊漁船業者登録の手引き

リンク集



26京都府立海洋センター

京都府農林水産技術センター海洋センター Fisheries Technology Department; Kyoto Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center−京都府ホームページ

サイト内の現在位置です: 京都府 > 農林水産業・農山漁村 > 海洋センター >京都府農林水産技術センター海洋センター Fisheries Technology Department; Kyoto Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center

京都府農林水産技術センター海洋センター Fisheries Technology Department; Kyoto Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center

新着情報(8月19日更新)

水温情報(8月18日の海洋センター取水海水温度阿蘇海の海水温度舞鶴市成生地先海水温度)を更新しました

最近の更新(8月12、5日、7月29、22日)

水温情報(8月11、4日、7月28、21日の海洋センター取水海水温度、舞鶴市成生地先海水水温、阿蘇海の海水水温)を更新しました(最新の情報は「新着情報」をご覧ください)


31水産課とりネット鳥取県公式サイト

【イベント案内】 豊かな汽水湖を目指すシンポジウムの開催 New!

平成21年8月26日(水)、午後1時から4時まで、とりぎん文化会館第2会議室におきまして、湖山池や東郷池などの汽水湖に関するシンポジウムを開催します。参加費は無料ですので、気軽にご参加下さい。

湖山池



31水産試験場とりネット鳥取県公式サイト

2009年08月19日

隠岐海峡の水温変化を更新しました。 New!

水温分布図を更新しました。

夢みなと公園前の水温を更新しました。



34広島県農水産振興部水産課 情報一覧

更新日:2009年8月19日



34広島市水産振興センター

H21.8.19 トピックスを更新

H21.8.19  海辺の教室8月分の開催結果及び9月分の開催案内を公開

9月20日(日)は展示室を開館します。

プランクトン観察

8月の海辺の教室のテーマは「プランクトン」でした。

まずは、プランクトンや赤潮などについて勉強しました。その後、水産振興センター横の海でプランクトンを採集し、顕微鏡で観察しました。いろいろなプランクトンを見ることができ、プランクトンが動く様子も見ることができました。



35山口県水産振興課海鳴りネットワーク

平成21年 (2009年) 8月 19日

○ 8/19 瀬戸内海側の水温・塩分(山口漁港定置観測)

○ 8/19 人工衛星(Terra.Aqua/MODIS)による海面水温画像(山口県周辺海域)



38愛媛県魚病指導センター

8月19日

24.5

6.89


38愛媛県農林水産研究所水産研究センター

8/19

赤潮・貝毒情報(8/19)



39高知県漁海況システム

☆★☆ 漁海況情報に平成21(2009)年度漁況速報(7月末現在)を登録しました ★☆★



39高知県庁 室戸漁業指導所

新鮮情報

新着情報

08月19日(水曜日)

新鮮情報

注目情報

漁業指導所のある室戸総合庁舎からの眺め

海の見える風景(漁業指導所のある室戸総合庁舎からの眺め)



41佐賀県:佐賀県玄海水産振興センター

2009年8月19日

本館種苗開発室

佐賀県玄海水産振興計画(PDFファイル  1689kbyte)

貝毒情報

業務報告書(PDFファイル 30kbyte)

研究報告書(PDFファイル  19kbyte)

センターNEWS(PDFフイル  80kbyte)

学会誌、雑誌等投稿(PDFファイル  15kbyte)

アクセスマップ(JPGファイル 126kbyte)



41佐賀県:真珠養殖情報(玄海水産振興センター)

2009年8月19日

 真珠

平成21年度真珠養殖情報第5報(8月18日) (PDFファイル 16kbyte)

平成21年度真珠養殖情報第4報(7月15日) (PDFファイル 16kbyte)

平成21年度真珠養殖情報第3報(6月23日) (PDFファイル 16kbyte)

平成21年度真珠養殖情報第2報(5月21日)  (PDFファイル 16kbyte)

平成21年度真珠養殖情報第1報(4月21日)  (PDFファイル 16kbyte)



41佐賀県:水産業

2009年8月19日



42長崎県総合水産試験場〜マリンラボ長崎〜





43熊本県水産研究センター

    クルマエビ養殖週報(H21.8.18更新)

   赤潮情報(H21.8.19更新)

         ・九州沿岸海域海況日報(H21.8.19更新)



46鹿児島県 水産技術開発センター

2009/08/19

研究情報の研究の動きに「カンパチの種苗生産試験を終了」を掲載しました。

2009/08/19

最新の研究の動き



46鹿児島県:林業・水産業

八代海の赤潮による被害について掲載しました(8月19日)



47沖縄県水産海洋研究センター

お知らせ

海況案内人システムに一部不具合があり表示できない情報がありました。

現在は復旧しておりますのでご確認下さい。

なお、海面高度情報はデータ処理の関係上、更新に数日を要しますので、

表示可能な日付(3日程度)まで遡ってご確認下さい。



独立行政法人 水産総合研究センター

■2009/ 8/19 大型クラゲ情報に出現予測情報を追加しました。New



独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所

水研センター職員専用ページです。

水研センター職員専用

更新日: 2009 819


農林水産省報道発表資料

8月19日

経営    第4回農協の新事業像の構築に関する研究会の開催について

8月14日

8月13日



全国漁業協同組合連合会

JF全漁連情報【2009年(平成21年) 8月19日 水曜日 1655号】

水産政治力の結集を図る総決起集会を開催

日米FTA断固阻止緊急国民集会開かれる

水政審総会・分科会・部会開かる

   JFグループの人事



全国珍味商工業協同組合連合会

      企画  第1弾   第3回「珍味川柳」募集・・・・ 募集方法はこちら

                  

         

         第2弾      各地区でさまざまなイベントを開催いたします(詳細はまもなく発表)



日本政策金融公庫 農林水産事業

2009/08/19

公庫資金の金利の一部が改定されました



FIS-net 日本のホットニュース



チェーンストア販売額、上半期は前年を下回る

日本 - 08月20日 2009年

日本チェーンストア協会は、平成21年上半期(1〜6月)のチェーンストア販売概況を発表した。

平成21年上半期は、景気の急速な悪化に伴う先行きの不安感や、前年の内食需要が一巡したことなどから、家計引き締めの傾向が続いた。..... 全文はここ



ミジンコの生態を学ぶ公開講座開催

08月20日

東京海洋大学品川キャンパスでは、小中学生を対象にした公開講座「ミジンコの不思議」を8月26日に開催する。

全文はここ

ソナーを水産業へ応用 シンポジウム開催

水産総合研究センター同志社大学イオナビゲーション研究センターは共同で、イルカやコウモリが持つ音響探知能力に関する国際..... 全文はここ

水産物の品質・衛生管理講習会、依頼に応じ実施

大日本水産会は、平成21年度水産庁補助事業「水産物フードシステム品質管理体制構築推進事業」の一環として、品質・衛生管理講..... 全文はここ

2009年08月19日

紀文が魚肉練り製品を値下げ

2009年08月19日

あなたの夢を水産庁が応援!認定ビジネスプランに最高5,000万円助成!

ニチレイ、第1四半期は水産事業など大幅減益

クロマグロ稚魚の生態が明らかに

はごろもフーズ、第1四半期は営業利益225.9%増

ニッスイと味の素冷凍が共同物流を開始

済州島での商談会への参加企業募集

6月の月末在庫量はサンマ、スケトウダラすり身など増

あじかん第1四半期は大幅増益

海面漁業、ハタハタ漁獲量が大幅増


みなと新聞/今日のニュース

2009年8月19日(水)

今年上半期の韓国との水産物貿易は輸出入とも数量は増えたが、金額が伸び悩んだ。特に輸出は昨年、過去最高の数量を記録した活タイのほか、生鮮タラが量額とも大幅に落ち込んだ。日本で好漁だった大衆魚サバは冷凍、生鮮とも数量が伸びたが、不況下でのウォン安で高級魚は売れず、高値が通らない韓国の事情を反映している。活タイは数量が17%減った上、平均単価は前年の2割近く下落、輸出額は3分の2に激減した。生鮮タラも量額とも2割以上減。

◆上期対韓輸出 活タイ、生タラ激減

紀文食品(保芦將人社長)は24日から、ねり製品19品を平均8%値下げする。対象は、おでん種、おでんセットなど、秋冬に消費増が見込まれる商品。はんぺん、ちくわ、チーちく、板かまぼこなどすり身使用比率の高い主力商品は、今回値下げしない。紀文は昨年、2月、7月の2回、すり身はじめ副原料、資材価格の高騰を背景に値上げ。今回の値下げは「今後の原料価格の動向は予測しがたい」としながらも、すり身価格が昨秋を下回る価格で推移しているためとしている。

紀文食品 19品平均8%値下げ -24日から

本紙集計の6月の36中央卸売市場74卸取扱高は1298億1500万円(前年同月比9%減)、18万4200トン(同3%減)、平均単価が705円(同5%安)だった。景気減速で消費が低迷する中、全国で冷凍魚販売に苦戦した。数量、金額とも増えた卸は前年同月比2社減の5社。地域ブロック別は金額ベースが全国で前年割れ。数量は中国、四国が増えた。全国的に冷凍魚の不調が目立った。主要商材の冷マグロは、家計防衛に入ったこともあり、販売不振。為替の円高推移で在庫が逆ザヤ化したことも苦戦につながった。

◆36市場74卸6月取扱額、冷凍魚不振で9%減

マルサ笹谷商店が5年連続売上高トップ -。帝国データバンク釧路支店はこのほど、北海道内の2008年度(08年1〜12月期)決算対象水産加工業の売上高 100社ランキングをまとめた。 100社の合計売上高は前期比0.3%減の4623億円。うち増加か横ばいは58社。マイナスは42社だった。トップのマルサ笹谷商店(釧路市、笹谷正幸社長)は08年5月期で前期比33.7%増の220億1400万円。

◆08年度道内水産加工業売上、微減の4623億円

セハージャパン(野瀬明信社長)は12日、調理場周りの清潔度が手軽に調べられる、「セハーSSキット」を発売した。衛生環境の指標となる一般生菌、大腸菌、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌の3菌種の菌数検査が可能。大手問屋を通じ全国で販売を始めている。キットは提携検査機関の検査料を含め、希望小売価格1万4500円で販売。3万〜5万円かかる専門機関による従来の衛生検査に比べ、飛躍的に低コスト化を実現した。

◆調理場の衛生手軽に検査、サンプル採取キット発売

▼セハージャパン=調理場の衛生、手軽に検査。サンプル採取キット発売

         (5面)

◆「居酒屋産業展」が開幕 -来場者の長〜い列

◆鐘崎漁協 環境対応の製氷工場完成

◆盆明けの築地市場、鮮魚入荷減で低調商い

(6ページ)



水産タイムス 冷食タイムス

今週の1本(週刊水産タイムス:09/08/10号より)

消費低迷 水産で根強く

食品は低価格品主体に健闘

 大手水産各社の今3月期第1四半期の業績が出揃ったが、昨年9月以降の世界的な不況感は依然として尾を引いているようだ。食品事業は低価格化への対応や原材料コストの削減、生産の合理化などで対応して...

この人に聞きたい(週刊冷食タイムス:09/08/11号より)

(株)ニチレイフーズ 代表取締役社長 相馬 義比古氏

量と質の安定供給は原料から

 ニチレイフーズが原料に強いこだわりを持った施策を相次いで打ち出している。野菜で「ベジポート」を立ち上げ、チキンではタイのOEM先を切り自製化を進める...

この人に聞きたい



水産タイムス 冷食タイムス ヘッドライン

第10693号 2009年8月20日発行

全水加工連、外部調査委で実態解明に努める

居酒屋産業展、ハンスイが出展

水研センター、成果報告会28日

東京湾のおいしい話」、23日大森で

山下東子著・魚の経済学が発刊

日本介護食品協議会・島会長インタビュー「認知拡大、組織強化に注力」

本紙、漁船漁業改革で関係者座談会、中須会長「創意工夫が生かせる環境を」

業界人物スポット 水産庁 漁政部長 奥原正明(おくはら まさあき)氏



水産経済新聞 今日のニュース

【平成21年8月20日(木)】

◆ 業務改善命令で中山・全水加工連会長が会見

農林水産省が18日、全水加工連に業務改善命令を出した件で、中山会長は会見を開き、関係者に陳謝するとともに今後は業務の正常化を最優先すると述べた。

同連合会は10月までに臨時総会を開き、年度内に再建計画の骨子を固めたいとしている

● 甦れ!!協同組合運動「青森県漁民大会」開催

昨年の燃油高騰危機突破大会に続き、浜の再生・活性化を目的に開かれた今回の大会。

最重要事項に「漁業金融の円滑化」「水産資源の確保」を掲げ、県下漁業団体から漁業者約500人が参加して行われた

<進むPB化の波に試されるメーカー力[連載④]>

本質的に水産はPB化が困難。メーカーはニーズに合った商品作りをめざすべき

塩釜でクロマグロ“ラッシュ”/

塩釜港が近海巻網クロマグロの水揚げラッシュに沸いている。

近海に好漁場が形成され、盆明けから3日間で昨年、一昨年の年間水揚げ量を上回る100㌧超が水揚げされた

PBに消費者評価/

日本政策金融公庫の調査によると、多くの消費者はNBとほとんど差がない商品としてPBを評価。

価格面では「10%以上安い」ことが購入の目安に

<しまねの水産を支える人々−連載①>

平木操・(有)共幸水産社長/巻網の魚を活魚、活〆で出荷。自ら価値を創り出すスタイルを貫く

<全国主要32漁港(市場)取扱高/時事通信社調べ・1−6月>

数量は1位焼津、2位銚子、3位枕崎、金額では1位福岡、2位焼津、3位長崎に

築地フレッシュ丸都(大都魚類グループ)の本社工場が、「マグロロイン(皮付き)」でHACCP認定取得

水産物を中心とした消費に関する調査㊦/魚とアンチエイジングに対する受容度>

マルハニチロHDがCSR報告書を発行/

2003年、水産業界初の環境報告書を出した同社は、昨年からCSR報告書を発行。

今年度号はマグロとサケをナビゲート役に取組みを紹介している

女川港に初サンマ/

全国有数のサンマ水揚げ基地女川魚市場に、19日朝、サンマ約18㌧が初水揚げされた。

魚体は全般に大きめで、価格はキロ330−309円 



水産北海道 ヘッドライン(月刊「水産北海道」)

ありうべき漁業管理とは?リスク分析による新しい手法

 日経調「水産業改革」高木委員会の報告や規制改革会議の答申などを通じて日本の漁業制度や漁業管理システムは大きく揺すぶられ、改善や見直しを余儀無くされている。TACにしても有識者の諮問を経て合意形成の透明化が図られた。とはいえ、日本型から西欧型の漁業管理という方向性が定着し、根本的に改革されたのか、ピンとこない。どこか形式的な実態の伴わない印象もするのだ。

 水産経済の若手研究者として活躍する牧野光琢氏(水産総合研究センター中央水産研究所)が『順応的漁業管理のリスク分析論』(漁業経済研究2008)という論文を発表している。8月26日午後6時から札幌市かでる2・7で開かれる第71回北海道漁協研究会において、牧野氏が「漁業制度と漁業管理分析」をテーマに話題提供するため、その文献として読む機会があった。

 牧野氏は、わが国の漁業制度の下での諸施策は「関係漁業との合意形成が重要」であり、漁業「経営」への配慮を無視し「自然科学的な資源動態のみに着目して導出した施策案には、漁業者の合意が得られないばかりか、科学者に対する漁業者の不振や反発をも惹起しかねない」とする。加えて水産業を取り巻く様々な不確実性が漁業経営に与える影響を考慮するため、「リスク論(確率論的推定)」が必要として「資源リスク」「経営リスク」「供給リスク」を設定し、特に手薄な経営リスクの分析に金融工学の方法を適用する。

 不確実性に対応する合理的な戦略として「順応的管理」を提起し、その効果は金融工学におけるリアル・オプション分析法によって定量化できるとする。順応的管理とは「不確実性や知見の限界を前提とした管理計画を策定し、施策を実施しながら状態変化をモニタリングし、その結果に応じて柔軟に方策を見直していく管理手法」。牧野氏の論文では、サンマのTACや資源回復計画をめぐる経営リスクの分析が具体的に示され、それなりに説得力を持つ。

 漁業をめぐる様々な不確実性やリスクの側面を考慮し、定量化する手法は政策立案過程において「正しい選択」を可能にし、利害関係者(ステーク・ホルダー)の合意形成を促進する有力な説得材料となりうる。

 金融工学の方法は、普通に人にとってブラックボックスだが、何となくうさん臭く感じさせる時代の空気がある。しかし、現在の数学を駆使したモデル化による計量経済学数理経済学の発展は凄まじく、矛盾する要素(トレード・オフ)の最適化とか、ゲーム理論による問題解決(均衡化)といった流れは、経済・経営の世界でグローバル・スタンダードなのだろう。にもかかわらず、さっぱり心が動かされない人は、ぜひ牧野氏の話を聞き、腑に落ちない点を質してほしい。

 漁協研の参加は無料だが、会員になりたい人は、この機会に会費(年間1000円)を払って頂いても結構で、そうでない方も主催者(代表・廣吉勝治北大大学院教授)は歓迎いたします。(う)